グザヴィエ・ドラン。
19歳で、初監督作がカンヌ映画祭で三冠という快挙。
監督、脚本、主演をこなす、2009年のこの映画「マイ・マザー」が、11月9日より日本で公開です。
母とぶつかってばかりの17歳のユベール。
母との関係に悩み、苦しむ彼は、母のやることなすこと、全てに耐えられなくなっていく。
理由もなく苛立つ少年の姿を自ら演じるグザヴィエ・ドラン。
私は、ここ数年、反抗期の息子とぶつかってばかりなのですが、息子側の気持ちが描かれている本作を見て、胸が痛かったです。
と、自分の状況はさておき。
彼はとにかく美しく、イケメン・ウォッチャーとしては、まずそこに目を奪われました!
美しく、あふれるほどの才能を持ったグザヴィエ・ドラン。
夏には、話題の監督作「わたしはロランス」が日本で公開され、多くのファンを獲得。
「胸騒ぎの恋人」も、11/17(日)にWOWOWで放送されます! こちらも監督、脚本、主演。
「マイ・マザー」で、もう一つ注目したのは、「ボルジア家 愛と欲望の教皇一族」のチェーザレ役、フランソワ・アルノーが主人公のボーイフレンド役で出演していること。
海外ドラマファンは絶対に要チェックです!
フランソワは、ユベールを優しく包み込むような、やはり美しい少年、アントナン役を好演しています。
今後も、才能を発揮し続けていくであろうグザヴィエ・ドランの活躍が楽しみです。
すごい人物を送り出してきたカナダ。カナダの映画にも、より注目していきたいと思います。
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グザヴィエ・ドラン監督作品『マイ・マザー』
2013.11.9sat.〜 渋谷アップリンクほか、全国順次ロードショー
監督・脚本・主演:グザヴィエ・ドラン『わたしはロランス』『胸騒ぎの恋人』
出演:アンヌ・ドルヴァル、スザンヌ・クレマン、フランソワ・アルノー、パトリシア・トゥラスネ、ニール・シュナイダー
撮影: ステファニー・ウェバー=バイロン、編集: ヘレン・ジラール、美術: アネット・ベレイ、衣装: グザヴィエ・ドラン、ニコル・ペレティエ
配給:ピクチャーズデプト 提供:鈍牛倶楽部
2009/カナダ/カラー・白黒/100分/1:1.85/フランス語・日本語字幕/原題:J'ai tué ma mère 英題:I KIlled My Mother ©2009 MIFILIFILMS INC
公式サイト:http://www.ikilledmymother.net/


