2017年TCA賞「THIS IS US 36歳、これから」と「Leah Remini: Scientology and the...
2017年のTCA賞授賞式は、去る8月5日夜に開催されました。毎年6月に私が選んだ俳優や作品のリストをTCAに提出します。手間暇かけて、一年の総決算だと信じて、無駄な演習に終わってしまうのを承知の上で、自分なりの候補を選んで自己満足しているだけです。...
View Article『フュード/確執 ベティvsジョーンズ』は、伝説の女優バトルを『glee/グリー』のライアン・マーフィーが美的に刺激的に描く!
ハリウッドの伝説の女優対決をふたりのオスカー女優が再現。ベティ・ディビス役スーザン・サランドン(左)とジョーン・クロフォード役ジェシカ・ラング 『glee/グリー』や『アメリカン・ホラー・ストーリー』など人気ドラマを手掛けた辣腕プロデューサーのライアン・マーフィーの最新作『フュード/確執...
View Article「世界制覇を目指している訳ではない。買手独占を何とか阻止したいだけ!」と訴えるジョン・ランドグラフCEO。寡頭支配制シリコンバレー・モデルの渦に巻き込まれ...
2017年夏のプレスツアーは、8月9日FX局のパネルインタビュー(継続番組3本、新作1本、特別企画2本)、セット訪問2箇所、フォックス撮影所内の中庭でのイタリアンディナーで華麗に幕を閉じました。 午後5時半から開催された「The Assassination of Gianni Versace: American Crime...
View Article「風の勇士 ポルダーク3」米国で放送開始。未熟な男対実質的な女の闘いは、いつの世も変わらず?但し、18世紀英国の女が近代化され過ぎ?感は否めない
※「風の勇士 ポルダーク」日本未公開シーズンについてのネタバレがあります。 今秋の新作は、お薦めできるものがほとんどないので、放送開始されている継続番組をご紹介します。 10月1日からシーズン3が始まったのは、「風の勇士...
View Article『HAWAII FIVE-0』のスペシャルイベントに参戦!レッドカーペットで激写⁈
ハワイを舞台に特別捜査班FIVE-0が活躍する大人気ドラマ『HAWAII FIVE-0』は今年でシーズン8に突入!そんなロングランシリーズのスペシャルイベントがロケ地ハワイで11月10日に開催されました。...
View Article意外と面白い今秋の新作「The Brave」「The Orville」「Young Sheldon」。視聴率は?
2017~18年シーズンの秋の新作は、情け無いほど面白くありません。例年の如く、一応パイロット版は全て観たのですが、注目に値する作品が皆無に近い暗~いシーズンとなりました。 それでもめげずに、数話観たところ、うーん、なかなかの出来じゃないか!と感心したのが、NBCの愛国心バリバリの「The Brave」と「スタートレック」と見紛うFoxのSFモノ「The Orville」のドラマ二本です。...
View Articleセクハラ、ディズニーのFox買収に明け暮れた18年冬のTCAプレスツアー。トランプの悪政1年を耐えた疲労感、倦怠感は顕著ながら、背景化した感あり
2018年冬のTCAプレスツアーは、1月4日から2週間に渡り、パサデナにあるランガム・ホテルで開催されました。今回のツアーは珍しく地上波局から始まり、公共放送PBSで無事終了しました。 スケジュール 1月4日 Fox 1月5日 FX 1月6日 CBS/Showtime 1月7日 CW 1月8日 Disney ABC 1月9日 NBC Universal 1月10日 セット訪問 1月11日 ケーブル局...
View Article良妻賢母だけが女じゃない!「デスパレートな妻たち」2018年版ドラメディー「Good Girls」も、崖っぷちに立つ女たちを哀しく可笑しく描いて爽快、爽快!
前回、18年冬のプレスツアーでは、セクハラが話題の中心だったとご報告しましたが、現在のトレンドは解雇処分になったセクハラ加害者の後釜に座る、あるいはエンタメ業界のトップの座に最も無難な「女性」の起用です。更に、有色人種の女性であれば、男尊女卑、セクハラ、あらゆる意味の’差別’を回避することができるので、一石二鳥いや一石三鳥も四鳥も可能で、今正に真の「女の時代」が始まったように見受けます。...
View Article「プリティ・リトル・ライアーズ」のルーシー・ヘイルが放つ新作「Life...
CW局は、統合失調症を患う地上波局です。吸血鬼が幅を利かせていた頃は、視聴者ターゲットは17~34歳の女性と主張していましたが、SFモノやアメコミ実写版が大半を占めるようになった昨今は、14~27歳の男性が対象だと言います。2~3年毎に、コロコロと気が変わるのか、作風に応じて集まってくる視聴者が変わるため、ファン層=ターゲットと称するのか?等、首を傾げてしまうことが多い摩訶不思議な局です。カメレオン...
View Articleブランド嗜好のおしゃれな殺し屋とスパイになりたい冴えないMI5保安局員の一騎打ち。スパイスリラー「Killing...
今春、私がお薦めする新ドラマのうち、一番暗~~いのがBBC America制作の「Killing Eve」です。通常、タイトルに'kill'の言葉が含まれているものは、パイロットさえすっ飛ばすことにしていますが、1月12日BBC Americaのパネルインタビューで、正反対の二人の女の摩訶不思議なイタチごっことして紹介されて、おおいに期待を寄せていました。 番宣ポスター(c) BBC...
View Article善戦を続ける「ザ・グッド・ファイト」。シーズン2は、トランプ疲れから派生した疑心暗鬼のシカゴを描く。トランプ罷免キャンペーン・ビデオは必見!
※「ザ・グッド・ファイト」シーズン2についてのネタバレが含まれます。 去る3月16日に公開した「18年冬のTCAツアー」の2大トピックの中で、現在の米社会のまともな人間は学習性無力感/絶望感のどん底から這い上がれないとご報告しました。排除しようにも、トランプはのさばる一方で、辟易の頂点に達した常識人は根負けし、完全に闘う気力を削がれてしまったからです。 コメディーで茶化すか、「Designated...
View Articleサラ・シャヒがきらりと光るNBCの新作「Reverie」。華奢で芯の強いヒロインが綴る心温まるドラマは、テクノロジー社会から消え失せつつある’共感’を美し...
2017年秋に始まったドラマが完了し、時間の無駄的、たわいも無いリアリティー番組で埋め尽くされる夏に突入しました。何も観るものが無いので、DVDを借りて観るのが恒例となっていましたが、今夏は何故か様子が違います。異例の2018年夏の皮切となったのが、5月30日にNBCが放った新作「Reverie」です。 英文評...
View Article第一印象は「何、これ!」#MeToo運動を過激に描写する異色作「Dietland」は今、一番面白い!痩せれば幸せを掴めるのか?男尊女卑社会に楯突く時が来た...
2015年に登場したサライ・ウォーカーの小説「Dietland」を、最近乗りに乗ってるマーティー・ノクソンがテレビ化した同名のドラマが去る6月4日、AMC局に登場しました。前回ご紹介した「Reverie」同様、「グッドワイフ」で良妻賢母を熱演したジュリアナ・マルグリーズのテレビシリーズ復帰作と聞いた時点から、首を長くして待っていました。1月のプレスツアー時に、パネルインタビューが実施されなかった為、...
View Article「マッドメン」が謳歌した男の横暴振りに辟易した現代女性を描く「Dietland」 -...
前回、今一番面白い奇想天外なドラマ「Dietland」をご紹介しましたが、AMC局のオリジナル・ドラマが、あちこちの局で放送されている日本では、マーティー・ノクソンが手掛けた「Dietland」と、マシュー・ワイナーの「MAD MEN マッドメン」との因果関係は見えてこないと思うので、敢えて番組紹介とは別に書くことにしました。...
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