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秋の新シーズンが待ちきれない「Resurrection」

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6月11日、ABCの「Resurrection」の根回しイベントが開催されました。パネルインタビュー参加者は制作陣4人とキャスト7人の総勢11人と、今年のイベントの中で最多数でした。最近、「LOST」風の群像劇がめっきり減ったため、11人が「大勢」に見えるのかも知れません。これが普通の時代もあったのです。 Resurrection.jpg 番組のタイトルカード。これを見て、謎の起源は水と推測している私だが、シーズン1で答えは出なかった。 (c) Meg Mimura ResurrectionPanel.jpg 左からアーロン・ゼルマン、ミシェル・ファジーカス(プロデューサー)、カートウッド・スミス、フランシス・フィッシャー、ランドン・ヒメネス、オマー・エップス、デヴィン・ケリー、サメアー・アームストロング、マーク・ヒルドレス、タラ・バターズ(プロデューサー)、(椅子しか写っていませんが)ダン・アティアス監督。 (c) Meg Mimura 今春の新番組として8話限定で登場した「Resurrection」は、第一話で2千6百万人の視聴者を集めましたが、この日披露された第八話=シーズン1フィナーレ回が全米に流れた頃には、視聴者数は半減していました。私の期待度が高かったことは、2月20日の「久々の癒し系2作品!14年冬のTCAプレスツアー」に書きましたが、シーズン1フィナーレ回に及んでも何も謎が解けなかったことが、欲求不満に陥る最大の要因でした。「LOST」や「アウェイク〜引き裂かれた現実」のように、謎が謎を呼び続けると、最終的には安易な「死に落ち」で収拾を付けるしか手が無くなるのでは?と、ついつい懸念を抱いてしまいます。これだけ頭を使って謎解きをしているのに、又最後にずっこけるのかと、少々不安になってしまうのです。「えー、それでは癒しにならないじゃん!」と言われそうですね? 8歳の少年として蘇ったジェイコブ・ラングストンを演じるランドン君は、今年1月のプレスツアーには登場しなかったので、この日初めてお目もじしました。アトランタで行われたオーディションを受けるために、ステージパパが車を16時間とばしたと言いますから、余程この役をランドン君にやらせたかったに違いありません。熱心なステージパパを他所に、「目が覚めたら、ダンキン・ドーナツだったから、ラッキー!」とそれは嬉しそうに語るランドン君。まだまだ、幼くて....愛くるしい少年です。インタビュー中も、母親役フィッシャーと手をつないだり、こそこそと囁き合って、劇中親子は仕事外でも大の仲良しのようでした。年恰好から言うと、おばあちゃんと孫の関係です。 Langstons.jpg ラングストン一家は、左からヘンリー(スミス)、ルシール(フィッシャー)と息子ジェイコブ(ランドン君)の3人。母親は何の抵抗もなくジェイコブの帰郷を喜ぶが、息子を亡くした哀しみや心痛に正面から向って来なかったヘンリーは、シーズン1の3分の2は、懐疑心と良心の呵責、罪の意識に苛まれ、ジェイコブを拒否する。 (c) Meg Mimura 二話以降、好演で輝いているのは、ジェイコブの従妹で、ミズーリ州アーケディア市の町医者マギー・ラングストン役のデヴィン・ケリーと、自殺した恋人が蘇って、妻と元恋人の板挟みになるトム・ヘイル牧師を演じるマーク・ヒルドレスの2人。ケリーは「The Chicago Code」でも目立った俳優だったので、本作の町の要(かなめ)的存在は、適役です。一方、ヒルドレスは、カナダ人俳優で、アーケディア市の若きリーダー格の牧師を好演していますが、舞台や音楽活動もしている期待の星です。 ResurrectionRight.jpg 左からベラミー移民局捜査官(エップス)、マギー(ケリー)、マギーの友人エレイン(アームストロング)、トム(ヒルドレス)。皆、何らかの形で蘇った人に関わることで、人生が大きく変わる。 (c) Meg Mimura Jacob.jpg ランドン君(左)が、シーズン2も今の可愛さや無邪気さを維持してくれると良いが....レセプションで顔を合わせた時には、「大きくならないでね!」と言ってしまった。 (c) Meg Mimura 本作のクリエイター、アーロン・ゼルマン氏とは半年弱ぶりに言葉を交わしました。1月に「原作を読まずに観て欲しい」と言われたので、余計な雑音無しで充分に楽しむことができました。但し、シーズン2は9月に新作と並んで再開されることが決まったと、この日ABC広報に聞いたので、老婆心ながら「心の準備はできていますか?」と尋ねました。局側は22話制作して欲しかったようですが、「連ドラの性格上、15〜6話で何とか説得した」とゼルマン。それでもシーズン1の2倍、しかも全話収録してから放送する訳ではないので、きっと気が重いことでしょう。ファンとしては、「ワンス・アポン・ア・タイム」や「リベンジ」のように間を置かれて乗りが崩れることが何よりも心配です。過去の数々(?)の失敗を鑑みて、乗りを崩さないようにお願いします!

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