このところ「あるある」ブームが盛り上がっています。ジャーニーズ・オタクの生態から、書店員や妊婦の本音までをネタにした「あるある本」が花盛り!
ツイッターでは、米ドラあるある、韓ドラあるあるがツイートされ、思わず納得!と膝を打ったり、クスッと笑ったり~。
でも、逆に絶対「ないない」と思っていたことが、現実に「あるある」になって衝撃をうけたことも・・・。
それが米ドラ『24』での黒人大統領の登場。全米で02年に放映された第2シーズンでデニス・ヘイスバードが演じたディビッド・パーマーは、アフリカ系アメリカ人として初の大統領となり、決断力・協調性・カリスマ性も兼ね備えた有能な大統領として描かれました。
「24」デニス・ヘイスバード Izumi Hasegawa / PR Photos
ドラマを見た当時は、黒人大統領という設定の斬新さにぶっ飛びましたが、主要キャストに有色人種を入れて黒人視聴者も取り込もうとしているのだろうと思ったぐらいで、あくまでフィクションと考えていました。
それから7年後、な、なんと09年オバマ大統領の就任が現実になり、『24』がホントになった~と驚きました。
バラク・オバマ米大統領 PRN / PRPhotos.com
かたや、韓ドラでは、2010年「レディプレジデント~大物」で、コ・ヒョンジョン演じるソ・ヘリムが、初の女性大統領として登場。元女性アナウンサーだったヘリムは、夫をアフガニスタンで殺害されたことをきっかけに国政の道を志し、国会議員を経て大統領に就任するのです。
この作品を観たときも、まだ儒教精神が色濃く残り、男性優位社会の韓国ゆえ、“絵に描いた餅”“韓ドラ・ドリーム”としか思えませんでした。
ところがどっこい、今年、韓国に女性大統領パク・ウネが誕生してしまうのです。米国より日本より早い急展開にもうびっくり~!
ニュースを見るより、ドラマを見るほうがその国のことがよくわかる!というのが、私の持論ですが、未来まで予測できることになろうとは・・・。
「ないない」が「あるある」になる海外ドラマって凄すぎる~!をズドーンと実感です。
最後に宣伝です!韓流マニア、韓ドラ・ファンの生態を詰め込んだ本『韓流あるある』(幻冬舎エデュケーション)を出しました。ぜひ、チェックしてみてくださいね~!

