真夏の夜の夢は、ツアー初日のTNT開局25周年パーティーで始まりました。ビバリー・ヒルトンのプールサイドには、TNTオリジナル作品15本のキャストや制作陣が集合し、ベランダから見下ろしているホテル宿泊客の妬みの眼差しを背に感じながら、プールに落ちないように人ごみを縫って、目当てのスターを探しました。
尊敬する同局のマイケル・ライト編成局長にお祝いの言葉を述べたくて近づくのですが、お祝いに駆けつけた俳優や制作陣が後を絶たず、この日は諦めました。後日、新作「Mob City」のセット訪問があるので、その時に挨拶すれば良いと思ったからです。
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会場入口に設けられた写真撮影用のセット。ここで、スターの写真を撮ることになっているのですが、誰も来てくれない。余りにも奇麗だから、被写体無しで1枚パチリ!
TNTの看板娘「クローザー」から、スピンオフ「Major Crimes 重大犯罪課」を展開させて大成功を収めたジェームス・ダフを発見!ブレンダが画面から姿を消した後、「Major Crimes」が何の違和感もなく後釜に座ったことをダフに伝えたところ、「あー、良かった!スピンオフにすると決まってから、面白くなかったらどうしよう?と随分悩みました」と告白。それだけ、看板娘ブレンダの印象が強いからですが、ここ2〜3年の「デキる女」減少について、「何でも周期があるから、次の波が来るまで待つしかない」と哀しいお言葉でした。
「Major Crimes」のマスコット的存在になったラスティー役のグラハム・パトリック・マーティン、タオ刑事役のマイケル・ポール・チャン、サンチェス刑事役のレイモンド・クルズ、バズ役のフィリップ・P・キーンとも歓談。
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母親を探すことを条件に捜査に協力したが、どんどん深みにハマって行く少年ラスティーを演じるマーティン。好演を褒めたところ、「評論家に褒められるのは何より嬉しい!」と飛び上がって喜んだ。
Samuel Mora / PRPhotos.com
「クローザー」からの居残り組(失礼!)は、今回も「仕事に溢れなくて良かった!」と口を揃えて感謝していました。
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空気が読めないテクノロジー/知識オタクのタオを演じているが、実際には寡黙なチャン。
Samuel Mora / PRPhotos.com
ブレンダの物語だった「クローザー」では、部下の私生活には余り触れない展開になっていましたが、「Major Crimes」になってから各キャラに肉付けがされ、「へー、この人はこんなこともできるんだ!」「こんな面があったのか?」などの新たな発見が盛り沢山になっています。
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「クローザー」時代は、身を以てブレンダを守るサンチェス刑事を演じたクルズ。「重大犯罪課」では、ラスティーを守る熱血刑事だ。Samuel Mora / PRPhotos.com
キーンは、テクノロジーやビデオ記録係バズ役ですが、容疑者にスペイン語で尋問するシーンがあり、「もう何度も会っているけど、スペイン語がしゃべれるなんて知らなかったわ」と述べたところ、「4歳まで英語がしゃべれなかった」と意外な事実を明かしました。名字からも外見からもスペイン語には無縁のように見受けましたが、宝の持ち腐れだったんですね。余り台詞のない役だったことも事実ですが、「Major Crimes」になってからは、「台詞も増えたし、活躍の場をもらって、嬉しい」と語りました。
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キーンは、やっと活躍の場ができたと大喜び。4歳まで英語がしゃべれなかったとは、意外だった。 Andrew Evans / PR Photos
ちなみに、ブレンダの夫フィッツ役だったジョン・テニーは、本年6月からレベッカ・ローミンとコンビを組んで「King & Maxwell」に転居(?)しました。「グッドワイフ」でブローディー検事を演じたクリス・バトラーも、「King & Maxwell」でFBI特別捜査官カーターを演じていますが、「グッドワイフ」復帰については「現時点では、不明」だそうです。「良い役だったので、復帰して欲しい!」とお願いしましたが、こればっかりはクリエイターのキング夫妻が決めることですから....ケイトリンを演じたアナ・キャンプも他局でシリーズに出演したばかりに、アリシアからウィルを奪い取る美味しい役を逃してしまいました。しかも、シリーズは打ち切りの憂き目に!後悔先に立たずとはこのことです。
「パーセプション」のエリック・マッコーマックには、1月冬のツアー中、ABC 撮影所の絡みで、レイチェル・リー・クックと映像インタビューしましたが、あっと言う間に5分が過ぎて、痒い所に手が届きませんでした。シーズン2で主治医キャロリン・ニューサム(ケリー・ローワン)との関係が意外な展開を見せたことについて尋ねようと近づいたのですが、2〜3秒で広報に連れ去られてしまいました。マッコーマックは、主役でありながら、番組のプロデューサーでもあるので、今後の方向を聞きたかったのですが....
同様に、「リゾーリ&アイルズ」のサーシャ・アレクザンダーには、同局で「ボディー・オブ・プルーフ」の継続が検討された点について聞きたかったのですが、こちらも広報に連れ去られて願い叶わず。
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アレクザンダーも、広報に連れ去られ、友人デレニーの作品の結末について感想を聞く事ができなかった。「オシャレ検視官」は、アイルズのみになってしまった。 Andrew Evans / PR Photos
「ボディー・オブ・プルーフ」のミーガン・ハント(ダナ・デレニー)が、モーラ・アイルズとほとんど同一のキャラなので、TNTが継続する筈がないと思っていました。やはり、キャストの入れ替えや検視室からミーガンを外に出し、犯罪捜査アクションモノに替えてしまったのは、大失敗だったと思います。途中で番組のカラーを塗り替えると、パイロットから入れ込んでいた視聴者の期待を裏切ることになるからです。
他に、挨拶を交わしたのは、エリック・デイン(来年夏の新番組「The Lost Ship」の主役)、ノア・ワイリーとドリュー・ロイ(「フォーリング・スカイズ」)の3人ですが、インタビューはしませんでした。
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2011年、制作発表の取材時に登場したロイ、ムーン・ブラッドグッド、ワイリー。シーズン3では、皆かなり逞しくなっている。
7月31日には、TNT期待の新作「Mob City」のセット訪問とパネルインタビューに招待されました。こちらは、今年12月プレミア予定なので、既に撮影が始まっており、キャストとクリエイター、フランク・ダラボン(「ウォーキング・デッド」)が仕事の合間に制作発表をしました。
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左からエド・バーンズ、ロバート・ネッパー、ジェレミー・ルーク。フィルム・ノワールへの思い入れ、ネッパーの役のみ実在の人物ではないことなどを発表した。
フィルム・ノワールに精通しているライト編成局長の強力な後押しでシリーズ化された「Mob City」は、シカゴや東海岸から集まってきたギャング対LAPDの死闘を描く1940年代末の暗いドラマです。時代は違いますが、「サウスランド」を打ち切ってまで、新たなシリーズを創作する意味があるのでしょうか?ライト編成局長の鶴の一声でしょうか?それとも、ダラボンを口説くためのプロジェクトなのでしょうか?
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LAPD署内のセットには、LAを牛耳ろうとしているバグジー・シーゲル(バーンズ)と幹部シド・ロスマン(ネッパー)やミッキー・コーエン(ルーク)のギャング相関図があった。
マイロ・ヴィンテミリアの久々のシリーズなので、観たいとは思うのですが....血腥い作品が大いに苦手な私は、ヴィンテミリアが出ていない血腥いシーンを早送りして観るしかありません。TNTは魅力的なキャラを集めれば、女性ファンの心も掴めると言いますが....
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